不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社グリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、VICのファム・ニャット・ブオン会長の妻であるファム・トゥー・フオン氏を新たな会長に任命した。
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同社は新規株式公開(IPO)に向けた事業再編や急速な増資を進め、総合的な交通サービス企業として市場シェアを拡大している。
新会長の就任と経営陣の体制
GSMは4日、事業登録の変更を発表した。VICの副会長であるフオン氏が、設立時からの会長であるファン・タイン・ロン氏に代わり新会長に就任した。グエン・バン・タイン社長は留任する。
米経済誌フォーブス(Forbes)が2月2日に更新したリアルタイム世界長者番付では、フオン氏が新たにリスト入りした。フオン氏の推定資産は約22億USD(約3450億円)に上り、VIC株の約4.4%となる約3億4100万株を保有している。
事業拡大とIPOに向けた動き
GSMは2027年に予定されているIPOに向け、再構築を進めている。2月末にレンタカーや中古EV販売を手掛けるグリーン・フューチャー(Green Future=GF)の合併を完了した。
これに先立ち、EV専用の教習サービスと運転試験サービスを提供するビンDT(VinDT)や電気バスのビンバス(VinBus)も統合済みだ。これにより、タクシー、配車、配送、自動車売買、運転教習まで網羅する多様な交通サービス企業となった。
GFの元社長ファム・ニャット・ミン・ホアン氏は、ビンスマートフューチャー(VinSmart Future)の副社長に就いた。
度重なる増資とユニコーン企業への成長
GSMは2月25日には資本金を39兆5000億VND(約2370億円)から43兆4000億VND(約2600億円)へ増資した。ブオン氏が49.04%を保有する最大株主だ。
同社は2023年3月の設立時に資本金3兆VND(約180億円)でスタートしたが、2025年11月に25兆VND(約1500億円)、2026年1月には35兆5000億VND(約2130億円)、同月末に39兆5000億VND(約2370億円)へと急激な増資を繰り返している。
35兆5000億VND(約2130億円)に達した時点で、評価額10億USD(約1570億円)を超える「ユニコーン」入りを果たした。
なお、インドの調査会社モルドールインテリジェンス(Mordor Intelligence)が発表した2025年第4四半期(10~12月)におけるベトナム四輪配車市場のレポートによると、GSMのサインSM(Xanh SM)は初めてシェア50%を突破した。同社は15か月連続で首位を維持している。
ベトナム国内にとどまらず、ラオス、インドネシア、フィリピンなどへと国際展開を加速させており、2026年内にはさらに10市場への新規参入を目標に掲げている。
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