日本政府は31日、ベトナムで生じている洪水被害に対し、2000万円相当の緊急援助物資(ポリタンク、簡易水槽、発電機など)の供与を行うことを決定し、同日、東京にて行われた日越首脳会談において野田佳彦首相よりグエン・タン・ズン首相に伝えられた。31日付外務省ウェブサイトが報じた。
ベトナムでは、9月末からメコンデルタ地方において継続的に大規模な洪水被害が発生、更に10月中旬には、中部地域においても大規模な洪水被害が生じており、これまでに判明している死者・行方不明者は82名に上る。その他、約22万戸の家屋が浸水被害を受け、多くの田畑が浸水するなど深刻な被害が出ている。