北部ランソン省警察は14日、同省ロックビン郡在住のチエウ・ティ・タイン(29歳・女)を夫殺害の容疑で起訴した。
この事件は、同郡ナムクアン村のナレン渓流付近から異臭がし、近くに土が不自然に盛り上がった個所があるのに住人らが気付いて掘り返してみたところ、30歳前後の男性の遺体が見つかったことから発覚した。その後、地元警察の捜査により遺体の身元は近くの村に住むチエウ・バン・トゥアンさん(30歳)と判明、解剖により毒殺されたことが分かった。
警察は、トゥアンさんが妻のタインと一緒に出かけたきり10日近くも帰宅していなかったという家族の証言から、タインを容疑者と見て取り調べていた。その結果、タインは、最近夫婦間の性生活が少なくなったことから、トゥアンさんが浮気をしていると疑って殺意を抱き、猛毒を持つ植物マチン(ストリキニーネノキ)の種子をトゥアンさんに飲ませて殺害したことを認めた。