南中部ビンディン省警察は15日深夜から16日未明にかけて、同省フーカット郡で6月から連続して発生していた傷害事件の犯人グループを逮捕した。逮捕されたのは、いずれも同郡在住の16~19歳の若者7人で、全員が「刺激が欲しくて人を襲った」と供述している。
調べによると、このグループは6月から逮捕されるまでの間に12件の傷害事件を起こしており、1晩に3~4件の犯行を重ねていたこともあった。いずれのケースも被害者とは面識がなく何のトラブルもないにも関わらず、夜中に覆面姿で人けのない場所にバイクで乗り付けると通行人に道を尋ねるふりをして近付き、いきなり刃物で襲いかかっていた。
また、覆面姿で結婚式中の民家に侵入、襲いかかった相手に逃げられたため、腹いせに飾りを壊すなどして参列客らをパニックに陥れたこともあった。現在、警察が同グループの一連の犯行について詳しい捜査を行っている。