ハノイ市人民裁判所は4日、同市在住のレ・バン・ヒュー(22歳・男)被告に児童強姦罪で禁固9年の判決を出した。この事件の被害者は当時12歳の少女だが、ヒューとは恋人関係にあった。
ヒュー被告は昨年12月、インターネットを通じて中部ダナン市在住の少女Gと知り合い、2人は恋愛感情を抱くようになった。Gは当時小学6年生だったが、大学1年生と自称していた。
約1カ月後、ヒュー被告は愛情のあかしとしてGをハノイに招待し、これに応じて上京したGは同被告の家族からも熱烈な歓迎を受けた。2人はヒュー被告の家族が留守の際に性的関係を持ったが、娘を追いかけてハノイにやって来たGの両親がこの事実を知って警察に被害届を提出した。
その後ヒュー被告が逮捕されたことを知ったGの家族は、同被告に対する刑事責任の追及を免除するよう願い出たが、これは受け入れられなかった。裁判所は同被告が自分の罪を認めていることや情状を酌量して、禁固9年の判決を言い渡した。