最近ハノイ市ハイバーチュン区チャンフンダオ通りの108病院付近で、「腎臓(じんぞう)売ります」と書かれたびらがまかれている。A4サイズのこのびらには、連絡先の電話番号も書かれている。
タインニエン紙が取材したところ、腎臓を売りに出しているのは北部ハイズオン省タインハー郡タイントゥイ村在住の20歳の若者Tさんで、両親が事業に失敗し多額の負債を抱えたため、17歳の弟とともに自分の腎臓を売ることにしたという。Tさんは、ハノイ市のいくつかの病院で事情を話し希望を伝えたが内臓の売買は禁じられていると断られたため、びらを配り出したと話す。
Tさんによると、すでに数人から引き合いがあったが、金額面でまだ合意に達していないという。