自分の車を盗んだ罪で禁固7年の判決、弁護士は警察の罠疑う

2013/01/25 14:04 JST配信

 ハノイ市タイホー区警察に押収された自分の乗用車を盗み出した窃盗罪に問われ、一審判決で禁固10年の判決を受けたドー・クアン・チエン被告(56歳)の控訴審判決で、ハノイ市最高人民裁判所は16日、被告に同情の余地があるとして3年減刑し禁固7年の判決を言い渡した。17日付ファップルアット・ベトナムが報じた。

 チエン被告は2011年10月に、国会議事堂周辺の立ち入り禁止地区に車で侵入したとしてタイホー区警察に拘束され、車も押収された。当時同被告には詐欺の疑いもかけられていたが、検察が起訴を断念して釈放された。しかし車は返還されなかった。

 同被告は何度も返還を要求したが聞き入れられなかったため、2012年1月にタイホー区警察に出向き、自分の車を運転して帰ったところを逮捕。一審では、警察が押収した証拠物件を盗んだとする検察側の主張が認められ、禁固10年の判決が出された。

 控訴審でチエン被告は、警察による車の押収には決定文書がなく違法行為に当たると主張、「過ちを犯しはしたが、窃盗罪ではない」と述べた。また、車を警察から持ち出す際、警察職員を含む多くの人が様子を見守っていたと証言。弁護士も警察の罠にかかったのではないかと疑問を呈したが、裁判所はこれらの主張を退けた。

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