ホーチミン市のタクシー会社であるキューグエン社のグエン・キュー・ティ・ライン社長は3日、同日午前に同社のタクシー32台が次々に強奪されたとして警察に被害届を出した。4日付ベトナムネットが報じた。
同社はタクシー50台を所有し、タンソンニャット国際空港の構内を中心に営業を行っている。同日朝、運転手らが空港構内で客待ちしていると、旅客ターミナルから現われた数人の若者がそれぞれ別のタクシーに乗り込み、東南部のビンズオン省、ドンナイ省、バリア・ブンタウ省など、ホーチミン市周辺に向かった。
ところがその後、行き先をホーチミン市内の◇トゥードゥック区のカーバンカン通り、◇ビンタイン区のハンサインロータリー、◇ビンタイン区のグエンキューバン通りなどに変更した。指示された場所に向かうと、若者のグループが待ち伏せしていて、脅されてタクシーを強奪された。
ライン社長によると、3日午前8時から10時半までの間に計32台が同様の手段で奪われ、被害に遭った場所はトゥードゥック区とビンタイン区に集中しているという。