ホーチミンの病院で生後1日の新生児連れ去り事件

2014/01/14 08:54 JST配信

 ホーチミン市7区の病院で9日午前8時ごろ、生後1日の新生児が連れ去られる事件が発生した。容疑者は、メガネを掛けた身長155センチくらいの女で、年齢は25~30歳。肌は白く、言葉は南部の訛りがあったという。同区警察は現在、関係者らに事情聴取を行うと共に容疑者の行方を追っている。

 誘拐されたのは7区フーミー地区在住のN.T.M.Tさん(41歳)が出産した男児(生後1日、体重3200グラム)。Tさんによると、事件前日の夜、親族の身の回りの世話をするため、同じ病院に滞在しているという女と知り合った。その女はTさんが生んだ男児を「かわいい子ね」としきりに褒めたという。

 人当たりのいい女だったため、Tさんは全く疑いを持つことなく、世間話に興じていた。そして、事件当日、Tさんの夫が食事の支度で一旦帰宅し、Tさんがトイレに立った数分の間に男児の連れ去り事件が発生した。病院の警備員に事情を説明したところ、さらわれた男児と思しき赤ん坊を抱いた容疑者の女が病院前で客待ちしていたバイクタクシーに乗って、走り去っていったという。

 その後の警察による事情聴取に対し、バイクタクシーの運転手は、「7区のグエンバンリン通りとチャンスアンソアン通りの交差点付近で女と男児を降ろしたが、そこからどこへ向かったかは分からない」と語った。なお、ベトナムの病院では、セキュリティー体制のずさんさから、新生児の連れ去り事件が相次いで発生しており、監視カメラを設置して警備を強化するよう求める声が上がっている。

 ※なお、警察はその後の捜査で、容疑者をメコンデルタ地方ロンアン省在住のブー・ティ・ビック・チャム(女・25歳)と断定し、13日に逮捕に踏み切った。連れ去られた男児も無事に保護された。警察の取調べに対して、チャム容疑者は「1年前から恋人と付き合い始めて、何度も結婚を迫ったが、なかなか恋人とその家族の合意を得ることが出来ず、子供が出来たふりをするため、新生児を誘拐した」と供述している。

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