交通運輸省傘下の航空局は、偽造の身分証明書を使用したとしてベトナム人男性1人に対して6か月間の搭乗禁止処分を科した。
この男性乗客は、4月にハノイ市ノイバイ国際空港でハノイ発ホーチミン行きの便に搭乗しようとセキュリティ検査を受けた際、自身の写真を貼り付けた別人の身分証明書を使用していたことが発見された。
ノイバイ国際空港の位置する同市ソクソン郡警察は、発見時に男性に370万VND(約1万8400円)の罰金を科した。今回、航空局は事態を重く受け止め、更に6か月間の搭乗禁止処分を科すこととした。この男性は、搭乗禁止期間後も空港当局から6か月間にわたり特別監視を受けることになる。
航空局によると、購入者が使用しなかった航空券を代理店が安く転売するなどし、これを購入した乗客が別人の身分証明書を使用して搭乗するケースがしばしば発見されているという。