"不良品"をネタにゆすられる企業

2006/08/14 07:16 JST配信

 ホーチミン市に住む男が、コカコーラ社の瓶入り清涼飲料水に異物が混入していたとして、現物と引き換えに同社に1500万ドン(約10万7000円)を要求するという事件が起こった。男は要求が聞き入れられない場合は、マスコミに発表すると脅迫まがいの文書まで用意、これに対してコカコーラ社は故意に同社の信用を傷つけようとする行為だと主張し両者は真っ向から対立している。

 この事件の背景には企業からの見舞金を当て込んで、偶然または故意に手に入れた不良品を高額で取り引きする消費者のモラルの低さがある。今回の事件では、この男は通りすがりの若者から異物入りの瓶を300万ドン(約2万1000円)で購入していた。また、何の問題もない商品をわざわざ不良品に仕立て上げる卑怯なやり口も横行している。このような現状を打開するためには、不良品が発生した場合に企業側が安易に金で問題を解決しようとするのではなく、原因を突き止め対応策を講じ、再発防止を徹底することが根本的な解決策となるだろう。

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