「黄金の三角地区」案件の落札者が撤退申請

2009/05/21 06:38 JST配信

 ホーチミン市1区のチャンフンダオ通り・ファムグーラオ通り・グエンタイホック通りに囲まれたいわゆる「黄金の三角地区」開発案件を昨年4月に落札したタイソン共同企業体が、同案件からの撤退を申請する書類を同市人民委員会に提出したことが分かった。タイソン側はこの案件の落札決定プロセスをめぐる問題での争い(※関連ニュース参照)が長引き、案件の経済効果が低下したことを撤退理由に挙げている。

 国家監査院はこの問題についてすでに調査を実施し▽入札結果を無効とする▽カインザー共同企業体を落札者とする▽タイソン側を落札者とする当初の結果を承認し追加条件を設ける−の3つの解決案を提示したうえで、「入札結果を無効とする」ことが最も現実的との見解を示していた。

 現在同市は政府の最終決定を待っている段階だ。最終決定を待たずにタイソン共同企業体が一方的に撤退した場合、タイソン側が納付した入札保証金2300億ドン(約12億5000万円)の返還を求めることができるかどうかが新たな問題として浮上しているが、入札法では今回のような案件からの撤退の場合は保証金の返還を受けることができないとされている。

[VnExpress, 10/5/2009, 12:08 GMT+7]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国家監査院は17日、ホーチミン市1区のチャンフンダオ通り・ファムグーラオ通り・グエンタイホック通り...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民委員会は20日、1区のベンタイン市場、チャン・フン・ダオ廟、1区人民委員会庁舎などを...
 在ホーチミン日本国総領事館で19日、日本政府による令和6年度(2024年度)前期対ベトナム草の根・人間の...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市では2025年年初から、市内を走る全ての補助金付き路線バスの運賃支払いをキャッシュレス化...
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン(Vinh Tuong)郡人民員会は21日夜、同郡ビンソン(Vinh Son)...
 一般財団法人学生サポートセンター(東京都新宿区)とハノイ大学(Hanoi University、ハノイ市)は12日、教...
 ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月19日(木)から22日(日)まで、防衛・セキュリティ関連の国際展...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
トップページに戻る