南中部クアンナム省人民委員会のレ・ミン・アイン主席は15日、省内の森林関連案件を調査し、森林破壊行為を行っている関係者のリストを作成するよう同省資源環境局に指示したと明らかにした。調査の結果、森林破壊行為が発覚した組織や個人には行政処分を科すほか、違法な森林伐採を行った面積と同等の面積の植林を義務付けるという。
同省では今年1~5月の5カ月間に700件以上の森林破壊行為が摘発され、木材約1600立方メートル、車44台、バイク45台、運搬用台車など数十台が押収されている。最近の摘発例では、5月末に省内のホーチミンルート沿いの森林20ヘクタールが畑にするために破壊された例がある。
アイン主席はこれまでに、森林破壊行為を行ったグエン・ティ・チャイ(54歳・女)に対し違法な森林伐採を行った面積に相当する2万4840平米の植林と2480万ドン(約13万5000円)の罰金を命じる決定を下している。