中部高原地方ラムドン省バオロック町労働傷病兵社会局のドー・ティ・ハイ局長は4日、解散処分となった同町の孤児・障害児・ストリートチルドレンの養護学校「ティアサン(光)」の生徒31人のうち18人に、新たな受け入れ先を確保できたと発表した。
18人のうち、5人は家族のもとに帰り、5人はホーチミン市ティゲー孤児障害児支援センターに、8人はラムドン省の社会支援センターに引き取られた。ティゲーセンターのトン・ティ・キム・フン所長は、5人の子どもたちはいずれも知的障害と身体障害があり自分でトイレに行くこともできない状態だと話した。
一方、「ティアサン」に預けていた3人の子どもを引き取った母親のグエン・ティ・キム・ミーさんは仕事も家もないという厳しい状況にある。今は篤志家の支援を受けてホーチミン市内の借家で暮らしながら職を探している。「ティアサン」が子どもを売り渡していたという疑惑については現在も地元警察が捜査を続けている。