メコンデルタ地方ベンチェ省森林管理支局のグエン・バン・ドアン支局長は8日、同省バチ郡タンミ村のバライ川にワニが出没しているとの緊急通達を出したことを明らかにした。
ドアン支局長によると、最近バライ川で大きなワニを見たという通報が相次いでおり、これを受けて同支局がバチ郡や近隣郡のワニ養殖場を検査したが、ワニが逃げ出した形跡はみられなかったという。しかしバライ川には多くの支流や運河があり、他の地域の養殖場から逃げ出し移動してきた可能性がある。実際今年に入ってからタンミ村では体重3~10キログラムの小型のワニが5匹捕獲されているが、どこから来たのかは今のところ判明していないという。
同支局は省内の各郡人民委員会に対し、住民への周知を徹底し、子どもを川で水浴びさせないよう警戒を呼びかけている。