海外派遣労働者数、2010年は16.4%増の8.5万人

2011/01/17 18:51 JST配信

 労働傷病兵社会省海外労働管理局によると、2010年の海外派遣労働者数は前年比16.4%増の8万5546人で、年間計画を100.64%達成した。10日付VNエコノミーが報じた。

 派遣人数が最も多い国と地域は、▽台湾:2万8449人、▽マレーシア:1万1741人、▽韓国:8628人、▽ラオス:5903人、▽リビア:5242人、▽アラブ首長国連邦(UAE):5241人、▽日本:4913人、▽マカオ:3124人――。

 労働傷病兵社会省によると、これまでのベトナム人労働者の派遣先は40か国・地域に上るが、労働者が毎年安定的に派遣されているのは10か国・地域程度に留まっているという。

 台湾は、派遣者数では引き続き第1位に就いているが、近年ベトナム人労働者の逃亡が増加しており、台湾企業はベトナム人労働者の雇用を懸念する傾向がある。一方で、労働条件が良いとされるマレーシアは労働者に人気がなく派遣者数が伸び悩んでいる。派遣先として人気がある日本の受け入れ数は毎年4000~5000人に留まっている他、韓国では技能や語学など派遣条件が厳しくなりつつある。

 このような状況から、2011年は労働者は件数は前年と比べてあまり増加せず現状維持程度と見込まれている。

[Vu Quynh, 10:04 (GMT+7) 10/1/2011, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 労働傷病兵社会省海外労働管理局によると、2011年3月の海外派遣労働者数は6943人、うち女性の労働者数...
 カダフィ政権に対する反政府デモが続いているリビアには、多くのベトナム人労働者が派遣されている。25...
 労働傷病兵社会省のグエン・タイン・ホア次官によると、同省は2011年に8万7000人の労働者を海外に派遣...
 日本の国際研修協力機構(JITCO)と労働傷病兵社会省海外労働管理局は19日、「日本へのベトナム人技能...
 ベトナム労働総連盟のダン・ゴック・トゥン主席は3日、ハノイ市にて日本の全国労働組合総連盟(全労連)...
 日本は昨年7月に「出入国管理及び難民認定法(入管法)」を改正し、今年7月から新たな在留資格「技能実...
 労働傷病兵社会省海外労働管理局によると、2010年年初9か月の海外派遣労働者数は5万8710人で、年間計画...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市で、電動バイク向けの充電サービスを提供するカフェが急増している。この1年ほどで雨後の...
 地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)と、マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジ...
 ホーチミン市のクアンチュンソフトウェアパークでこのほど、「ベトナム半導体産業人材開発連盟(SEVINA)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 毎週火曜日と金曜日の午前9時から11時まで、ホーチミン市ヒエップビン街区(旧トゥードゥック市の一部)...
 ハノイ市警察は8月10日(日)まで、ホアンキエム湖周辺の一部通りで交通規制を行うと発表した。これは、8...
 南中部地方ダナン市にあるテーマパーク「ダナン・ダウンタウン(Da Nang Downtown)」が9月3日に営業を停...
 ハノイ市で8月9日(土)と10日(日)の両日、「世界のお巡りさんコンサート」が開催される。  ベトナム...
 東北部地方クアンニン省のハロン湾とバイトゥーロン湾では、安全確保の一環として、すべての観光船に船...
 8月1日に公開されたベトナム・韓国合作映画「Mang Me Di Bo(英題:Leaving Mom)」が6日、公開6日間で興...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は5日、機内インターネット接続サー
 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、同社の第11回...
 文化スポーツ観光省は、8月革命80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国80周年(1945年9月2日~...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~7月期に全国で新規設立された企業は前年同...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年7月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+6.8%増の156万258...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、7月の小売売上高(推定値)は前月比で+1.1%増、前年同月比では+9...
トップページに戻る