ベトナム仏教協会は7日、ハノイ市内の寺で中学生と高校生向けの「夏休み修行コース」を開講した。約300人の生徒が参加し、5日間行われた。9日付ザオズックトイダイ紙電子版が報じた。
同協会布教委員会委員長のティック・バオ・ギエム僧侶は、「今回の修行コースでは初めて高校生も対象になっている。また、ハノイ市で行われるのも初めてだ。450人以上の応募があったが、施設の関係で約300人に絞らせていただいた」と語った。
このコースでは生徒たちが生きる技能を習得し、社会悪とは何かを認識して「真・善・美」の価値を見出すことができるよう指導する。また仏教の歴史についても教育する。なお、参加費は無料という。
参加した生徒たちは、「ここでの生活はとても楽しい。5日間では短過ぎる」「精進料理がとてもおいしい」と話しており、概ね好評のようだ。