国際刑事警察機構(インターポール)のベトナム事務所と韓国事務所の代表は22日、中部ダナン市で両国の国際犯罪撲滅対策に関する会議を開いた。会議において、両国インターポール事務所は国際犯罪撲滅に関する協力を強化する方針を明らかにした。サイゴンザイフォン紙(電子版)が報じた。
ベトナムにとって韓国は、2番目に大きいマーケットであると同時に労働者の派遣先でもある。現在、韓国には10万人以上のベトナム人が滞在しており、この内60%が派遣労働者、40%が研究者や留学生。不法滞在者の数は1万5000人に上ると見られている。また、ベトナムには約8万5000人の韓国人が仕事などの目的で、主に大都市に集中し滞在している。
両国間の官民における協力関係が促進される中、密輸や麻薬犯罪組織の動きも活発化している。両国インターポールは、協力してこれらの犯罪を取り締まる構えだ。