ベトナムでスープや下味付けなどに使用される風味調味料の成分に、消費者の関心が集まっている。16日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
ベトナムのほとんどの消費者は、風味調味料の「アジゴン」や「クノール」が肉や骨から抽出された成分で100%作られていると思い込み、うまみ調味料より風味調味料の方が栄養があり、体に良いと考えている。
各製品の袋に表示されている成分表示を良く見れば、例えばアジゴンは肉や骨から抽出された成分が1.8%で、残りは塩、ニンニク粉、食品添加物などと明記されている。しかし成分表示を見ずに、まるで肉や骨から作られているような印象を与える広告を信じている消費者が多い。
ベトナム食品安全科学技術協会のチャン・バン・キー医師は、風味調味料は肉や魚の代わりとなるような食品ではなく、あくまで調味料に過ぎない事をよく認識して欲しいと呼び掛けている。