中部ダナン市の沿岸地区で18日、初めての津波避難訓練が行われ、住民、警察官、人民軍兵士ら6600人以上が参加した。18日付ザンチーが報じた。
午前7時55分にフィリピン沖でマグニチュード8.8の地震が発生し、8時5分に地球物理研究所津波警報センターが発した「高さ6メートル程度の津波が2時間半~3時間後にダナン市の海岸に到達する」という津波警報を受信したという想定で、訓練が実施された。
まず、沖合いの漁船や海岸付近にいる人々に津波警報を知らせるための信号弾が発射され、続いてマスコミや地区内に設置されたスピーカーで避難が呼び掛けられた。また、空軍のヘリコプター2機が出動して、空から避難を呼び掛けた。住民らは歩いて安全な場所に避難した。医療チームも救護所を設置して、負傷者の救助訓練を行った。訓練は9時半ごろに終了した。