財政省と科学技術省は現在、新品でも遅れた技術を使った機械・設備や使用済みの機械・設備の輸入を制限するため、輸入の条件となる基準の策定を進めている。17日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
これは中国政府が今年7月に旧型生産設備を抱える2255社のリストを発表し、設備の廃棄を命じた事を受けた動きで、科学技術省は8月に、これらの旧型設備がベトナムに持ち込まれる恐れがあると警告する通達を出している。
リストは公表されており閲覧は可能だが、当局の目を掠めて旧型設備が輸入される可能性があり、もし輸入されれば、環境汚染を引き起こしたり、ベトナムの経済発展に悪影響を及ぼしたりする恐れがあると指摘している。
策定される基準は、例えば▽新品の機械・設備は製造後5年以内のもの▽中古の場合は製造後3年以内のもの▽燃費性能が設計数値の5%を超えないもの、などとなるもようだ。