家庭で手軽に水耕を楽しむ、いわゆる「家庭水耕栽培(リビングファーム)」がホーチミン市でブームになっているという。同市では、「野菜栽培をしたい。でも、狭い住宅にはそんなスペースが無い」という声が以前から上がっていた。その声に応えたのが、この「リビングファーム」だ。20日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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水耕栽培では、固形培地を必要としないため、屋上やベランダなどの僅かなスペースでも気軽に家庭菜園を楽しむことが可能だ。
7区にあるグエン・ティ・タイン・グエットさん宅は屋上にある「菜園」で、空芯菜、レタス、葱、小松菜など15種類の野菜を栽培している。毎月100キロ以上の野菜を収穫でき、家族では食べきれないため、親族や友人にも配っている。家庭菜園をする人の間ではこの他、ほうれん草やゴーヤ、胡瓜なども簡単に栽培できるため人気が高い。
家庭菜園を始めたいという市民の需要に応えるため、水耕栽培キット(栽培用発泡スチロール、砂、礫(れき)、種、栄養溶液)の供給や栽培コンサルティングなどを行う会社も誕生したという。