搾油機にゴムタイヤを混ぜてピーナッツ油を製造、売り物にならず農家に被害

2013/07/19 11:46 ICT配信

 南中部クアンナム省ディエンバン郡にある搾油所で、ピーナッツ油を作る際にゴムタイヤを混ぜていたことが発覚し、およそ30軒のピーナッツ農家が被害に遭っている。グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

 問題となっているのは、同村に住むチュオン・カンさんの搾油所。ある農家が、収穫したピーナッツをカンさんの搾油所に持ち込んだところ、「搾油機を速く動かすため」細かく刻んだ自転車やバイクのゴムタイヤをカンさんの息子がピーナッツとともに機械に投入するのを目撃。できた油は黒く濁り、ゴムの臭いがするうえ、たくさんのかすが混じった状態で、売るどころか口にすることもできない代物だった。

 約30軒の農家がカンさんの搾油所を利用しており、ゴムが混入した油は推定で2000リットル以上。被害に遭った農家は、「一家でピーナッツ栽培に費やした3か月以上の労働がすべて無駄になった」と話す。多くの農家は苗や肥料などの購入資金を借金しているが、加工した油が売り物にならないため返済のめどが立たず、苦しい状況におかれている。

 公安の調べに対し、カンさんの息子は、ピーナッツを粉砕する際の詰まりを防ぐためゴムタイヤを使う方法は機械部品の販売業者から教わったと話している。こうすることで粉砕の時間が大幅に短縮され、消費電力も減るのだという。またカンさんは、自らの非を認め、被害農家に補償金を払うと再三口にしているが、いまだに実行されていない。

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