ハノイ市に本社を置く技術開発支援株式会社(DETECH)と「カラモルツ(Karamalz)」ブランドの全面的なバックアップによって、腫瘍除去手術の権威で“黄金の手”を持つ米国のマッケイ・マッキノン博士がベトナムに舞い戻った。博士は2012年に、グエン・ズイ・ハイさんの巨大腫瘍の切除手術に成功している。今回は12人の患者に手術を行う予定だ。22日付ザンチーが報じた。
(C)Dan tri |
「先天性四肢欠損症」という障害を持ちながらも、世界各地を回って多くの人々を励ましているニック・ブイチチさんが5月にベトナムを訪れた際、「私はベトナム人自身がベトナム人を助けることも希望しています」と印象的な言葉を語った。
この考えに呼応する形で、DETECHとカラモルツベトナムの慈善基金が、マッキノン博士のベトナムでの手術を支援する。7月から8月にかけてハノイ市とホーチミン市の病院で12人の患者の腫瘍手術を行うと共に、ベトナム人医師の技能向上訓練を行う予定だ。国内企業がマッキノン博士の実施する人道プログラムを支援するのは初めて。
DETECHは、自社の事業を通じたベトナム人の人生価値向上を使命とし、バイク製造から廃水処理、不動産、機能性食品製造など様々な事業を手掛けている。同社のダオ・バン・タム会長は、「弊社は人々の健康に良い変化をもたらすことができるよう常に努力している」と話す。今回の支援は同社の使命に基づくものだ。