2大空港のハッキング事件、中国のハッカー集団が関与否定

2016/08/02 07:08 JST配信

 7月29日16時頃、ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)のウェブサイト及びハノイ市ノイバイ国際空港ホーチミン市タンソンニャット国際空港の音声システムと運航情報に関する電光掲示板がハッキングされた事件で、これらを攻撃したとみられる中国のハッカー集団「1937CN」は30日、自身のウェブサイトに事件への関与を否定する内容を投稿した。

 「1937CN」は、「ベトナムの空港がハッカーの攻撃を受けたことについて根拠のない噂が巻き起こっているが、これには納得がいかない」として、関与を否定した。ただし、VNAウェブサイトへの攻撃については言及しなかった。

 今回の攻撃で、両空港の電光掲示板に南シナ海問題を巡って中国と対立するベトナムとフィリピンを誹謗中傷する内容が表示され、音声システムでも同様の放送が流れた。これにより、両空港では数時間にわたり搭乗手続きを手作業で行い、多くの乗客が搭乗便に乗り遅れたほか、フライト100便余りが遅延するなどの影響が出た。

 一方、VNAのウェブサイトでは、トップページが「1937CN」のロゴマーク画像や「反ベトナム・フィリピン」などと書かれた画像に改ざんされたほか、ウェブサイト「pastebin.com」に「1937CN Team」と名乗るアカウントからVNA会員約40万人の氏名、生年月日、住所を含むリストのファイルが公開された。

 今回の事件を受けて、複数の商業銀行は、VNA会員かつ自行の銀行口座を通じて運賃のオンライン決済を行ったことがあるカード保有者のオンライン決済機能を一時凍結させる対策を講じている。

 「1937CN」は、中国で有名なハッカー集団。同集団は、2014年5月に中国が南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)で石油掘削を行ったことにベトナムが反発した際、わずか2日間のうちにベトナムのウェブサイト200以上をハッキングした。

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