ビナフォン、国内初の衛星携帯電話サービス「ビナフォンS」提供開始

2016/08/31 06:10 JST配信

 ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)傘下の携帯通信大手ビナフォン(Vinaphone)はこのほど、ベトナム初の通信衛星を使った携帯電話サービス「ビナフォンS(Vinaphone-S)」の提供を開始した。

(C) thesaigontimes, Van Ly
(C) thesaigontimes, Van Ly

 地上に設置した基地局を用いるためサービスエリアが限られる従来のGSM方式の通話サービスと異なり、通信衛星を使ったこのサービスではベトナムの領土及び領海の全域を含めた全世界の3分の2にあたる面積をカバーする。

 同サービスの発表式典に出席したグエン・スアン・フック首相は、「遠隔地や離島の住民、また漁民や船員にも非常に有意義なサービス。森林警備隊、漁業警備隊、海上警察などの公務執行におけるやり取りもより円滑になり、国防・治安の強化にもつながる」と評価した。

 同サービスは、衛星携帯電話とビナフォンの後払い(ポストペイド)式SIMカードがあれば登録するだけで利用できる。現在、国内で衛星サービスの展開が認められているのはVNPTの1社のみ。同社は現在、通信衛星「ビナサット1」及び「ビナサット2」の2基を保有・運営している。

[Saigon Times, 11:51 (GMT+7), 4/8/2016, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 米ロッキード・マーティン・コマーシャル・スペースシステムズ社は4日、ベトナム郵政通信グループ(VNPT...
 ベトナム郵政通信グループ(VNPT)は9日、ベトナムで2番目となる通信衛星「ビナサット2(VINASAT-2)」を16...
 昨年4月に打ち上げに成功したベトナム初の通信衛星「ビナサット1(VINASAT-1)」の1周年記念式典が19日...
 ベトナム初の人工衛星(通信衛星)「ビナサット1」が19日午前5時17分(ベトナム時間)に南米仏領ギアナ...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る