喫茶店のコーヒー、カフェイン含有量ごくわずか―「カフェインレス」も

2016/09/16 04:43 JST配信

 ベトナム規格・消費者保護協会(VINASTAS)が7月に発表した調査結果によると、喫茶店で販売されているコーヒーの30%はカフェイン含有量が非常に少なく、1L当たり1gを下回っているという。

(C) tienphong
(C) tienphong

 この調査は、6月から7月にかけて、ハノイ市ホーチミン市、東南部地方ビンズオン省、メコンデルタ地方ソクチャン省の4省・市の喫茶店で販売されている液体コーヒーを対象に、サンプル253件の成分検査を行ったもの。

 カフェイン含有量が少ないとの結果が出たサンプルの48%は、路上の喫茶店で集めたもので、サンプルのうち5件では、カフェインが全く検出されなかったという。

 また、コーヒー産地の1つである南中部高原地方ラムドン省内の工場で生産された粉末コーヒー100サンプルを対象に実施した調査結果では、サンプルの28%でカフェイン含有量が1%を下回っていることが分かった。

 濃厚なコーヒーが好まれるベトナムでは、トウモロコシや豆類をコーヒー豆と混合して焙煎し、それを挽いた粉末を「コーヒー」として販売している業者も少なくない。焙煎した豆類自体が健康に害を及ぼすことはないが、偽コーヒーの販売として不正取引にあたると見られている。

[2016年9月14日 ベトジョーニュース A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部高原地方ダクノン省警察は16日、同省農業農村開発局と協力し、同省ダクロラップ郡ダクウェル村第...
 東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市警察は24日、同市チュオンコンディン通りの偽コーヒーの焙煎・...
 最近、フェイスブック(Facebook)に「Cua hang hoa chat Kim Bien(キムビエン化成品販売店)」と名乗るペ...
 コーヒーの本場である南中部高原地方ダクラク省バンメトート市で最近、いくつかのカフェのオーナーが、...
 ホーチミン市保健局は16日、地元紙記者から「製造工程で禁止されている化学薬品を使用している」という...

新着ニュース一覧

 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
 ホーチミン市当局は10月、ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに全長約5...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 KDDI株式会社(東京都港区)は11日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Gr...
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS ...
 家具・建築用金物製造販売を手掛ける株式会社中尾製作所(三重県津市)は4日、東南アジア地域における販...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 マレーシアを公式訪問したチャン・タイン・マン国会議長は同国の首都クアラルンプールで19日にジョハリ...
 電動バイクの生産・販売を手掛ける地場スタートアップのダットバイク(Dat Bike)は18日、シリーズBラウ...
 消防関連設備を製造する韓国系のSテックビナ(S-TEC VINA)が、成長を遂げている。同社によると、ベトナ...
 ベトナム全国で多くの道路・橋梁プロジェクトを違法落札した建設会社トゥアンアングループ(Thuan An Gr...
 日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム時間の18日午後にフィリピンの東で台風9号(アジア名:...
トップページに戻る