北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、ベトナム人のドアン・ティ・フオン被告が裁判にかけられる。ベトナム弁護士連合会は、フオン被告の弁護を補佐するため、5人のボランティア弁護士団をマレーシアに送り出す予定だ。
(C)VnExpress、ドアン・ティ・フオン被告(左) |
弁護士団には、刑事事件の弁護経験がある者や英語を使いこなせる者、外国の法律に詳しい者など得意分野を持つ弁護士らが参加し、力を合わせる。法廷で直接弁護することはできないため、マレーシアの弁護士を情報面で補佐する。
弁護士連合会は先週、外務省と司法省に対し、フオン被告の弁護を補佐する考えを表明。フオン被告の弁護士であるセルバム・シャンムガム(Selvam Shanmugam)氏は4日、ベトナムで同被告の家族と会うと共に、ベトナムの弁護士らに支援を呼び掛けていた。
フオン被告は3月1日に殺人罪で起訴された。有罪が確定すれば死刑になる可能性が高い。裁判は4月13日に、シャーアラム高等裁判所で開かれる予定だ。