6月8日に行われたホーチミン市観光局と同市人民委員会、1区人民委員会の会議で、同市のバックパッカー街として知られる1区ファングーラオ街区のブイビエン通りを、7月15日から毎週土曜日と日曜日の19時~2時にかけて歩行者天国にすることが発表された。
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関連当局は連携してブイビエン通りの歩行者天国オープンに向けて準備を進めていく方針で、1区人民委員会は100億VND(約4850万円)を投じて同通りの歩道1400mを舗装中だ。また、同市観光局は6月中に地域住民や小売店、飲食店などに対して営業方法に関する研修を実施する予定。
歩行者天国ではトイレ、Wi-Fi、観光インフォメーションサービスなどが無料開放されるほか、20時~22時にステージで国内外のアーティストによるライブも開催される。無料サービスやライブ、警備など歩行者天国にかかる経費には、企業の広告料が充てられる。
ブイビエン通りは1993年に世界的な旅行ガイドブック「ロンリープラネット(Lonely Planet)」で紹介されて以来、世界各国からバックパッカーが集まるようになり、ホテルや飲食店などのビジネスが発展してきた。
このため、ブイビエン通り周辺では英語でのコミュニケーションも可能で、節約旅行をするバックパッカー向けにリーズナブルな価格帯のホテルや飲食店が立ち並んでいる