中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(nCoV)感染拡大防止対策の一環として、ホーチミン市人民委員会は14日、市内の教育施設の休校措置を2月29日まで延長することを決定した。
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同市の休校措置は当初、2月3日から9日までの1週間となっていたが、状況を踏まえ16日まで延長することを決定。今回、さらに2週間延長することとした。
同市人民委員会は現在、中央政府および教育訓練省に対し、休校措置を3月末まで延長することを認めるよう提議している。休校措置が3月末まで延長となる場合、4~7月を2学期、8月を夏休みとし、9月より新年度とする計画だ。
ハノイ市も14日、市内の教育施設の休校措置を2月23日まで延長することを決定した。
一方、現時点で44省・市が2月17日から授業を再開する見通しだ。
なお、14日時点におけるベトナム全国の新型コロナウイルス感染者数は16人だが、このうち11人がビンフック省の住民となっている。ビンフック省では23日まで休校措置を延長することとしている。
医療関係者によると、現時点で新型コロナウイルスの潜伏期間は14日間と考えられ、感染した疑いがある人々は14日間の隔離措置が必要だとされている。