中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、これまでにベトナム国内で16人の感染者が見つかっているが、20日午前の時点で、このうち14人が既に退院している。この中には、国内最年少の感染者となった生後3か月の乳児も含まれる。
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退院していない2人のうち、ホーチミン市チョーライ病院に入院している米国在住の越僑男性(73歳)は完治しており、21日に退院予定。残る1人は、北部紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi, huyen Binh Xuyen)で13日に感染が確認された50歳の男性。この男性は、武漢研修から帰国後に陽性判定を受けた日系企業従業員の女性(23歳)の父親。
当局は13日、感染者が集中するソンロイ村を封鎖して全村民を隔離。これ以降、ベトナム国内では新たな感染者が見つかっていない。なお、ベトナムでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国ほとんどの教育施設において2月3日から2月29日まで休校措置が適用されており、休校措置は3月末まで延長となる可能性もある。
この措置については、新型コロナウイルスが流行している他の国々の対応と比べて「やり過ぎ」とも指摘されているが、実際に子供を持つ保護者や国民からは、高い支持を得ている。