北部紅河デルタ地方ビンフック省人民委員会は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止策として、同省ビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi, huyen Binh Xuyen)を封鎖し、村民全員に対して隔離措置を適用することを決定した。
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これにより、感染の疑いがある村民は隔離施設に移って健康観察を受け、その他の村民は自宅内での隔離となる。同省警察局は村に繋がる各ルートに人員を配置し、24時間体制で警戒を強める。
隔離施設および自宅で隔離措置を受ける村民に対して、1日につき6万VND(約287円)、4万VND(約191円)をそれぞれ支給する。今回の隔離措置に伴い、同省商工局は農業組合と協力し、村民が生活面で不自由しないよう、村内で移動販売店を稼働させる。
なお、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者は13日時点で16人に増え、ビンフック省だけで11人となっている。同省は南と東をハノイ市と接しており、多くの幹線道路が通過し、空の玄関口であるノイバイ国際空港からも程近い距離にある。
省当局はこうした要素を踏まえ、迅速な対応を取らなければ感染がさらに拡大する恐れがあるとして、感染者が集まるソンロイ村の封鎖に踏み切った。