ベトナム国内では、26日午前の時点で新型コロナウイルス感染の疑い例は31人となっている。保健省が明らかにした。
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感染疑いで隔離されるのは、感染者または感染流行地域から来た人に接触した後に発熱や咳などの症状が現れた場合。
感染疑い例は、南中部沿岸地方カインホア省の5人、北部紅河デルタ地方タイビン省の9人、南中部沿岸地方ダナン市の1人など。このほか、直近で判明した感染疑い例はいずれもハノイ市を含む北部に集中している。
また、感染疑い者や感染流行地域から来た人に接触した5675人が隔離されている。
国内ではこれまでに16人の感染者が見つかったが、26日午前までに全員が完治・退院しており、13日以降新たな感染は確認されていない。
ハノイ市とホーチミン市の隔離・経過観察の状況は以下の通り。
<ハノイ市>
・感染者に接触した544人のうち、529人の隔離・経過観察期間が終了。
・韓国の感染流行地域から来た23人と、別の感染流行地域から来た21人が経過観察中。
・ハノイ市警察病院では102人の経過観察中。20人は経過観察期間が終了。
<ホーチミン市>
・クチ郡の仮設病院で79人が隔離中。
・別の55人も各区・郡の医療施設で隔離中。ただし55人のうち43人は14日間の経過観察を経て、発熱や咳などの症状がないことを確認。
・2979人が自宅または宿泊施設で隔離中。このうち2941人は14日間の経過観察期間が終了。残る38人は引き続き経過観察中。