政府が国会に提出した報告によると、10月から中部で続いている台風や熱帯低気圧などの自然災害の影響により、235人が死亡または行方不明となり、被害額は17兆VND(約780億円)に上るという。
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物的被害について、家屋20万軒以上の屋根が吹き飛ばされるなどして損壊したほか、堤防や沿岸、河川など全長約100kmが浸食され土手が崩れ落ちるなどの被害が生じた。
政府は国家資本を拠出し、緊急支援として影響を受けた地域にコメ計1万1500t、現金1兆VND(約46億円)を支給することを決定した。今後もさらにコメ9000tを支給する予定だ。
政府は中部の被害を教訓として、道路や家屋などの施設の建設基準を刷新し、気象観測所の増設や、地滑りや鉄砲水、貯水湖の下流地域での洪水などの防災地図の策定などを行うことで自然災害予測能力を高め、持続可能な対策に取り組んでいく方針を明らかにした。