フォーブス「アジアの慈善事業の英雄」にビンG会長

2020/11/17 05:45 JST配信

 米経済誌フォーブス(Forbes)が発表した「アジアの2020年の慈善事業の英雄(Asia’s 2020 Heroes of Philanthropy)」に、ベトナムから地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長(男性・52歳)が選ばれた。

(C) toquoc
(C) toquoc

 今回の「アジアの慈善事業の英雄」には15人(組)が選ばれ、日本からはファーストリテイリング代表取締役会長 兼 社長の柳井正氏と、株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏の2人が選出されている。

 ブオン会長は、今年1~9月期に自身のチャリティー基金へ7700万USD(約80億9000万円)を寄付した。この基金はベトナムの貧しい人々を救うことを目的とし、資金は恵まれない子供たちのための奨学金や、経済的に余裕がない人たちのための無料の医療サービスなどに充てられている。また、基金は低所得層向けの住宅、医療センター、図書館の建設やインフラ整備、自然災害の被害克服も行っている。

 さらに、ビングループとしても5500万USD(約57億8000万円)を寄付し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、医療機関に人工呼吸器やその他の機器を提供するなどの活動を行っている。

 ブオン会長のほかにも、今回リスト入りした「英雄」の一部は新型コロナに関連する慈善事業を行っている。柳氏は新型コロナウイルスの研究とワクチン開発に向けた支援として、112億円を日本の2大学に寄付した。

[To Quoc 12:33 11/11/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 米経済誌フォーブス(Forbes)によると、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る