病院の仮想待合室アプリ、4人の大学生グループが開発

2021/01/12 05:27 JST配信

 ホーチミン市自然科学大学IT学科の4人の学生グループは、病院の待ち時間を減らし、人の密集を防ぐことを狙いとするオンライン順番待ちシステムを提供する仮想待合室アプリ「QQueue」を開発した。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 開発したのは、ボー・クオック・タンさん、グエン・ティ・ビック・バンさん、ファム・チャン・ヒエン・ズンさん、フイン・バオ・ジーさんの4人で、アプリはホーチミン市国家大学が主催した「クリエイティブ・アイデア・コンテスト2020」で上位10位内に入賞し、奨励賞も受賞した。

 4人は、以前から病院の待合室に人があふれていることに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で人の密集を避ける必要があることから、待ち時間を減らすアプリの開発を思いついた。

 病院では、順番取りから診察、支払い、薬の受け取りなどで待ち時間が発生する。既存の待合室アプリは最初の診察予約のみというのが大半だが、「QQueue」は病院内での待ち時間も予測する。

 将来は電子決済サービスや医薬品を自宅で受け取れるサービスとの統合も目指す。また、順番待ちが発生する銀行や行政機関などへの応用も視野に入れている。

 

[Thanh Nien 07:44 04/01/2021,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市の大学生3人のグループが、視覚障害者向けに文書や本を読み上げる人工知能(AI)眼鏡を開発...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る