フン・クアン・タイン元国防相が死去、15日に国葬

2021/09/14 15:35 JST配信

 2006年から2016年まで国防相を務めたフン・クアン・タイン大将が11日、病気のため自宅で死去した。72歳だった。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 タイン元国防相は、第9~11期共産党中央委員、第10~11期共産党政治局員、第11~13期国会議員を務めた。

 1967年にベトナム人民軍に入隊。翌1968年に共産党に入党した。1988年に第312師団の師団長に任命、当時のソ連への留学を経て、1991年に2回目の第312師団の師団長に任命された。2001年6月~2006年4月まで人民軍総参謀長 兼 国防次官を務めた。2006年4月に第10回共産党大会で党政治局員に選出。同年国防相に任命され、2016年4月に退任した。

 タイン氏はベトナム戦争中に交通事故に遭った際に、肺繊維症にかかっていることが分かった。その後病状は安定していた。2015年6月にフランスでがん健診を受けた際も、特に変化は認められなかったという。

 2015年10月の国会でタイン国防相(当時)は、国防や安全保障の状況などについて1時間をかけて報告し、「我々は自国を守るだけであり、他国を侵略したり攻撃したりすることは決してない。しかし国を守る実力は備えていなければならない」と述べた。

 なお、タイン元国防相の告別式は15日にハノイ市の国家葬儀場で執り行われる。

[VnExpress 07:55 11/09/2021,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 11日に死去したフン・クアン・タイン元国防相の国葬と追悼式が15日、ハノイ市の国家葬儀場で行われた。...
 肺の検査と手術のためフランスに滞在していたフン・クアン・タイン国防相が、25日早朝に帰国した。タイ...
 肺の検査と手術のためフランスに滞在しているフン・クアン・タイン国防相が、月末にも帰国する見通しだ...

新着ニュース一覧

 金属接合・産業機械関連商品・製品の販売などを手掛ける株式会社進和(愛知県名古屋市)は、ベトナム現地...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、2026年のカウントダウンイベント開催を承認した。カウントダウンイベン...
 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
トップページに戻る