ホーチミン市労働傷病兵社会局はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって単身世帯になった高齢者と、両親または片親を亡くした子どもに対する補助金支給策を同市人民委員会に提案した。対象者は、高齢者が約38万3000人、子どもは2208人で、年間の支給額は168億VND(約8480万円)を見込んでいる。
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提案によると、単身高齢者には無料で医療保険証を発給するほか、60歳以上の人には毎月48万VND(約2420円)、80歳以上には同70万VND(約3540円)を支給する。
親を亡くした子どもには、高校または職業教育を修了するまでの学費と医療保険証を発給する。また、次の場合に該当する子どもには満18歳になるまで、毎月補助金を支給する。
◇両親が死亡/以前から片親の家族で、その片親が死亡/以前から両親が死亡または行方不明で、養親(祖父母や養父母)が死亡した場合:子どもが4歳未満=100万VND(約5050円)、4歳以上=70万VND(約3540円)。
◇片親が新型コロナで死亡し、残りの片親ががんなどの難病にかかった場合:65万VND(約3280円)。
◇片親が新型コロナで死亡し、残りの片親の収入が準貧困世帯の水準以下の場合:48万VND(約2420円)。