南中部高原地方ラムドン省にあるダラット大学がこのほど、韓国およびドイツの企業や機関と、産学協同による営農型太陽光発電の実証事業に向け提携した。
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同事業に参画するのは、韓国からは再生可能エネルギーによる発電事業の開発を行うエンベロープス(Envelops)、太陽光発電に関連したソフトウェア開発を行うヘズーム(Haezoom)、発電設備などの開発や販売を手掛けるKLES(Korea Leading Engineering System)、国家科学技術研究会傘下のグリーン技術センター(Green Technology Center=GTC)、またドイツからは太陽光発電の研究を手掛けるフラウンホーファーISE、ドイツ国際協力公社(GIZ)となる。
今回の事業は営農型太陽光発電により、過度な陽光を防ぎ農業用水確保のための灌漑に関する実証実験を行うものだ。ラムドン省ダラット市では、電力使用による二酸化炭素排出の大部分が農業から発生しているという。このため事業推進にあたっては、市政府が積極的に支援した。
既にエンベロープスとヘズームは、同事業の事前調査を行い、実証事業の計画策定を終えている。今後は、営農型太陽光発電のシミュレーション技術や太陽光発電量の予測技術などを適用していく。またKLESは太陽光発電設備をベトナムの風土に合わせて設置し、この技術移転を行う予定だ。