東北部地方トゥエンクアン省における2026年高校卒業試験の数学試験での異常な高得点を巡る事件で、同省警察は新たに15人の容疑者を公務執行中の職権乱用容疑で立件した。これにより、同事件で立件された容疑者は計19人に上った。
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試験会場責任者が不正を主導、動機は成績への執着
警察の初期調査により、不正の全容が明らかになりつつある。グエンバンフエン高校の副校長で、トゥエンクアン英才高校の試験会場責任者を務めていたチャン・ティ・トゥー・ハン容疑者(女)が、複数の試験監督に対して、特定の受験生が答案を書き写せるよう手助けする指示を出していた。
さらに、ハン容疑者の指示のもと、同会場の書記を務めていたトゥエンクアン英才高校教師のグエン・ハー・ズイ容疑者(男)が試験教室に入り、受験生に数学の解答を直接指導していた。ズイ容疑者が不正に加担した動機は、「成績」を上げることだったと判明している。
異常な高得点の発覚と徹底調査
事の発端は、トゥエンクアン英才高校の試験会場において、数学を受験した328人のうち299人が9点以上の高得点を記録し、さらに147人が10点満点を獲得したことだった。平均点も9.58点に達し、不自然な得点分布が明らかになった。
この事態を重く見た教育訓練省は、公安省と連携して特別作業班を発足し、同省警察は7日、同事件を刑事事件として立件した。これまでにハン容疑者やズイ容疑者ら4人が公務執行中の職権乱用容疑で立件され、今回の15人も同じ容疑に問われている。
5日に緊急逮捕されたズイ容疑者は28歳で、同校の出身者でもある。人工知能(AI)を教育現場に導入するなど、地元で優秀な若手教師として表彰された経歴がある。
なお、高校卒業試験での大規模な点数操作事件は過去にも発生しており、2018年には当時の北部3省で同様の不正が発覚している。このうち、2025年7月にトゥエンクアン省へ吸収合併された旧ハザン省の事件では、受験生数百人分の答案で得点の改ざんが確認され、2019年に同省教育訓練局の元幹部らに最長で禁固8年の有罪判決が言い渡された。
不正に得点を引き上げられた受験生の多くは党機関や公安機関、教育機関の幹部の子どもらで、当時の同省共産党委員会書記の娘も含まれていた。







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