南中部沿岸地方ダナン市に住むホアン・クオック・アイン君(15歳)は、夏休みを利用して自転車で約800kmという長い道のりを8日間かけて完走し、ハノイ市に到着した。
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これに先立ち、アイン君は2021年末、ダナン市~南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の約60kmを自転車で完走。興奮した彼は、「今度の夏休みはハノイまで走ってみたい」と冗談交じりに語った。
アイン君の父親は親友で、ベトナムを徒歩で2回縦断したことがあるドー・マイン・クオンさん(男性、南中部高原地方ザライ省在住)に同行を依頼すると、クオンさんは快く同意。
アイン君とクオンさんは、6月24日午前4時ごろにダナン市を出発。スポークが折れたり、タイヤがパンクしたりするなど様々なトラブルに見舞われたが、アイン君は道中で簡単な修理方法を学んで、これらのトラブルを乗り越えた。
北中部地方クアンビン省では、故ボー・グエン・ザップ将軍廟を訪れて線香を手向け、同地方ゲアン省では、故ホー・チ・ミン初代国家主席の故郷を訪れるなど、多くの観光名所を見学した。
アイン君は7月2日早朝にハノイ市に到着し、中心部ホアンキエム区で待っていた両親と8日ぶりの再開を果たした。
アイン君は、「最初のうちは暑くて疲れもあってリタイアが頭をよぎったけど、両親や友達、クオンさんのサポートのおかげで最後まで頑張ることができた。道中では知らない人たちからプレゼントや食べ物をもらって、一生の思い出になった」と語った。
今回のチャレンジでさらに逞しさを増したアイン君は今後、ダナン~ホーチミンや、ダナン~西北部地方のルートに挑戦する意欲を示している。