次世代型交通システム「スカイウェイ(SkyWay)」向けの投資を募る活動がベトナム国内で行われているが、公安省傘下の経済安全保障局(A04)は詐欺の可能性があるとみて国民に注意を呼び掛けている。
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この次世代型交通システムの開発を進めているのは、東欧ベラルーシに本社を構えるスカイウェイ・テクノロジーズ(SkyWay Technologies)で、ケーブルカーや懸垂式のモノレールに似た新たな交通システムを開発しているとされる。
複数のウェブサイトでスカイウェイに対するクラウドファンディングが紹介されており、投資家は15~15万USD(約2200~2200万円)の投資が可能だという。
スカイウェイはベトナム国内でハノイ市や北部紅河デルタ地方バクニン省、東北部地方バクザン省、ホーチミン市などに駐在員事務所を置いているとしているが、A04によると、一連の駐在員事務所では活動が確認されておらず、実在しないところもある。
警察はこれまでに詐欺被害などの届けを受け取っていないが、A04は初動捜査を経て、このクラウドファンディングが違法な連鎖販売取引(マルチ商法)の可能性があるとして、出資を控えるよう国民に勧告している。