ベトナム人民軍の軍医学院と地場ベトアー・テクノロジー・コーポレーション(Viet A Technology Corporation、ホーチミン市)から成るコンソーシアムによる新型コロナウイルス検査キットの研究開発(R&D)、評価、流通認可、価格設定、購買調達に関する汚職事件に関連し、書記局は16日、副首相補佐官のグエン・バン・チン容疑者(男)に党除名処分を科すことを決定した。
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書記局は、容疑者が党員として遵守すべきルールや生活習慣、道徳に関する規則に違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、国民の怒りを買って党の尊厳を著しく損なったとして、党員に対する処分の中で最も厳しい党除名処分を下した。
同容疑者は、自身の立場を悪用して保健省傘下の機関や責任者に対し、規定に違反しベトアー社の新型コロナウイルス検査キットの流通認可を行わせた疑いが持たれている。具体的には、刑事法第356条に抵触し、「公務執行にあたり役職・権限を乱用した容疑」で11月30日に逮捕された。
なお、ベトナムには複数の副首相がいるが、同容疑者の直属の上司である副首相の氏名は明らかにされていない。