ダクラク省:ゾウを森へ、飼育家族が保護団体へ引き渡し

2023/01/16 05:17 JST配信

 南中部高原地方ダクラク省ラク郡リエンソン町(thi tran Lien Son, huyen Lak)に住むロンさんは9日、ゾウ「イフン(Y Khun)」を、アジア動物基金(AAF)に引き渡した。イフンは今後、ゾウに優しい観光モデル転換プロジェクトのなかで、AAFからブオンドン郡(huyen Buon Don)にあるダクラク省ゾウ保護センターに引き渡されて、自然のなかで飼育される。

(C) baodaklak
(C) baodaklak

 現在ラク郡では14頭のゾウが飼育されており、うち7頭をロンさん家族が飼育している。以前ロンさん家族はゾウを飼育し、観光に利用していたが、コロナ禍で観光に影響が出たこともあり、この7頭を自然に返そうと考えた。天然林も減ってゾウに与えるエサも少なくなり、ゾウ飼育にはかなりの困難もあった。

 ロンさんは、「我が家は昔からゾウを飼ってきたが、いつか自然に帰す日がくればと考えていた。AFFによるゾウの保護、ゾウに優しい観光プロジェクトが私たち南中部高原地方のゾウの飼い主に希望をもたらした」と話している。

[Bao Dak Lak 10:24 10/01/2023, F]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 最近、観光客がゾウに触って吹っ飛ばされる動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿...
 南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡のブオンドン吊り橋観光センターは10日、観光客向けの「象乗りツ...
 アジア動物基金(AAF)は、南中部高原地方ダクラク省の「象乗りツアー」の撲滅を目指して、同省に資金援...
 南中部高原地方ザライ省イアパ郡チューモー村(xa Chu Mo, huyen Ia Pa)在住のシウ・キエムさんは12月4...
 南中部高原地方ダクラク省は、長きにわたり観光客を誘致してきた「象乗りツアー」から、「ゾウに優しい...
 国内初の「助産師」のゾウとして知られる「フバン(H’Ban)」が10日、地元の南中部高原地方ダクラク省ラ...
森に帰ったゾウ~ベトナム最後のゾウたち ダクラク省に国内初のゾウ保護観光施設オープン~ (※本記事はV...
森に帰ったゾウ~ベトナム最後のゾウたち ダクラク省に国内初のゾウ保護観光施設オープン~ (※本記事はV...

新着ニュース一覧

 最近、犬のしつけや訓練を専門に行うドッグトレーナーは、安定した収入が得られる職業となりつつある。...
 ハノイ市タイホー区人民委員会は13日、かつてのブオイ地区(現在のタイホー区ブオイ街区)で、「ゾー(do)...
 南中部沿岸地方クアンナム省資源環境局は15日、全国初となる省レベルの生物多様性博物館をタムキー市で...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、「2024 トラベラーズチョイ...
 財政省は、個人所得税法を含む複数の税法の見直しを実施中で、2025年10月に国会に改正草案を提出して意...
 ホーチミン市1区警察は16日、外国人顧客に売春婦を斡旋したとして男2人を起訴するとともに、韓国人客を...
 ベトナム共産党第13期(2021~2026年)中央執行委員会第9回会議が16日に開幕し、中央執行委員4人が新たに...
 米国最大級の建築設計会社スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(Skidmore, Owings & Merrill...
 商工省はこのほど、2023年のベトナムの輸出入状況や問題点などを網羅的にまとめた「ベトナム輸出入レポ...
 ベトナム文化交流イベント「ホーチミン市デイin大阪」が5月18日(土)と19日(日)に大阪城公園太陽の広場(...
 ミスコン開催大手の地場センバン社(Sen Vang)は、新たなミスコン「ミスナショナル・ベトナム(Miss Nati...
 地場CMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)はこのほど、韓国法人のCMCコ
 ITエンジニア派遣大手の株式会社オープンアップグループ(東京都港区)は15日、ベトナムで組込制御の企画...
 訪問入浴介護や訪問介護などを手掛けるアサヒサンクリーン株式会社(静岡県静岡市)は、西北部地方ホアビ...
 保健省は15日、デング熱ワクチン、帯状疱疹ワクチン、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの重要...
トップページに戻る