シェアサイクル事業を展開するチーナムグループ(Tri Nam Group)によると、北部紅河デルタ地方ハイフォン市は、レチャン区、ホンバン区、ゴークエン区など市中心部でのシェアサイクルの試験展開に向けて、39か所のサイクルポートを設置した。
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サイクルポートは面積10~15m2で、10~20台の自転車を設置することが可能。同グループは、ハイフォン市中心部に計500台の自転車を設置して試験展開を開始する。利用料は最初の30分が5000VND(約28円)、それ以降は追加料金が発生する。1Dayチケットや月間パスなども利用可。
シェアサイクルを利用するには、専用のアプリをダウンロードしてアカウントを開設し、料金をチャージする必要がある。自転車にはQRコードによるスマートロックやGPS機能などが搭載され、会社側が走行経路が把握できるようになっている。なお、自転車の返却場所は、どのサイクルポートでも可能となっている。
これに先立ち、ハイフォン市人民委員会は2022年7月に、市内でのシェアサイクル事業展開とサイクルポートの設置を承認した。試験展開の期間は12か月。チーナムグループは、この結果を集計して市に報告する必要がある。
なお、同グループはこれまでに、ホーチミン市、ハノイ市、ダナン市(南中部沿岸地方)でシェアサイクル事業の試験展開を実施している。