ハノイ市は1月20日から、市内6つの区でシェアサイクルの試験展開を開始する。顧客はアプリをダウンロードすると、最初の1時間を無料で利用できる。
(C)vnexpress |
公共自転車(コミュニティサイクル)サービス事業を手掛けるチーナムグループ(Tri Nam Group)は、9日からバーディン区コンビ(Cong Vi)街区ダオタン(Dao Tan)通り12番地に市内最初のサイクルポート建設を開始すると発表。
現時点で、市内2つの区からサイクルポート建設用の土地引き渡しを受けており、このうちバーディン区が23か所、ホアンキエム区が11か所となっている。サイクルポートの建設後、12日にはスマートロック付きのシェアサイクルを各サイクルポートに設置する。20日までに各サイクルポートに10台のシェアサイクルを設置して試験運用を開始。試験期間は2週間を予定している。
これに先立ち市交通運輸局は昨年11月、チーナムグループが市内一部地区で公共自転車サービスを試験展開することを許可するよう、市人民委員会に提案。約300億VND(約1億6800万円)を投じて、自転車1000台(うち半数が電動自転車)を導入し、94か所のサイクルポートを整備する。また同グループは、サイクルポートを設置する歩道スペース使用料の1年間免除および利用者からのサービス料徴収を提案していた。
当面は、◇バーディン区、◇タイホー区、◇ドンダー区、◇ホアンキエム区、◇タインスアン区、◇ハイバーチュン区の6つの区で、シェアサイクル事業を試験展開。利用料金は、自転車が30分5000VND(約28円)・1日6万VND(約335円)、電動自転車が30分1万VND(約56円)・1日12万VND(約670円)となっている。