交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は、ハノイ市ノイバイ国際空港とホーチミン市タンソンニャット国際空港で複数の航空機のタイヤから釘と見られる異物(FOD)が見つかった件について、ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)に対し、異物除去作業を徹底するよう指導した。
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FODは、空港の誘導路、ランプ、滑走路、飛行場にあるべきでないものはすべて異物を指す。安全性を高め、航空機の損傷を減らすために除去しなければならず、ACVは運営する国内の空港で、リスク管理を徹底し、FODに関する教育、啓発および予防に努める必要がある。
これに先立ち、ノイバイ国際空港とタンソンニャット国際空港では、到着した複数の航空機のタイヤに釘が刺さっているのが発見された。具体的には、6月30日午後8時32分にフーコックから到着したエアバスA321型機の後部タイヤに釘が刺さっているのを整備士が発見。6月28日には、メルボルンに出発予定だったエアバスA350型機のタイヤにも釘が刺さっているのが見つかっている。
またタンソンニャット国際空港では、7月3日午前11時32分、ニャチャンから到着したエアバスA321型機のタイヤから釘が発見された。