- ホーチミン市で8人死亡のアパート火災
- 住民が接続した電気配線のショートが原因
- 2008年建設、5階建てで各階11~14部屋
ホーチミン市フートホア街区にあるアパート「ドックラップ(Doc Lap)」で6日に火災が発生し、8人が死亡した。この火災について、同市警察が8日に発表した捜査結果によると、火災の原因は住民が接続した電気配線のショートによるものだったという。
![]() (C) bnews |
火災が発生したのは1階の「0.19号室」と「0.20号室」で、「0.20号室」の住民が接続した電気配線がショートしたことで火災が発生し、「0.19号室」に燃え広がった。
このアパートは2008年に建設され、5階建てで2つのブロックに分かれており、各階の部屋数は11~14部屋となっている。火災が発生した1階の各部屋は背面が壁で塞がれており、出入口が1か所しかなかった。部屋の前には住民らがバイクを停めていたため、犠牲者たちは前方を炎にふさがれ、逃げ道がなかったという。
市当局は、捜査を継続し、違反があった場合は厳格に処分する方針だ。
市警察は、市民に対して、安全でない電気の接続を自分で行わず、出所が明確な電気機器や電線を使用して適切な容量を確認し、定期的なチェックと必要に応じた交換を行うほか、住宅の設計については防火安全規定を遵守し、避難経路を確保するよう呼びかけている。