北中部地方タインホア省警察はこのほど、大規模なダイヤモンド密輸事件における押収物の鑑定結果と初期捜査結果を発表した。
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公安省刑事科学研究所の鑑定により、押収された透明な石はすべて天然または合成のダイヤモンドであることが明らかになった。
また、ジュエリー大手傘下の鑑定会社の元社長らが密輸への関与により立件された同事件では、元社長が密輸ダイヤの米国宝石学会(GIA)の鑑定番号を削り、鑑定書を不正に発行して個人顧客に直接販売していたという詳細な手口も判明した。
鑑定書の不正発行による密輸ダイヤ流通の手口
捜査によると、ジュエリー製造・小売大手フーニュアン・ジュエリー[PNJ](Phu Nhuan Jewelry)傘下の鑑定子会社であるPNJ鑑定有限会社(PNJ-LAB)の元社長ダン・ゴック・タオ容疑者(男・52歳)は、従業員のチャン・ティエン・ニュー・ギー容疑者(男・39歳)らと共謀し、香港からダイヤモンドを密輸した。
タオ容疑者は、自身の専門知識を悪用して密輸ダイヤに刻まれたGIAの鑑定番号を削り落とし、PNJ-LABの鑑定番号を新たに付与して鑑定書を不正に発行し、個人顧客に直接販売し、売却で得た金銭を自ら全額取得していた。これらの商品はPNJの小売ルートには入っていなかった。
なお、警察がPNJのダイヤモンド輸入書類を収集・検査したところ、必要な輸入書類はすべてそろっており、輸入・流通は輸入書類の内容に沿って厳格に管理され、法令を順守していたことが確認された。
密輸ルートの全容と立件状況
タインホア省警察は、同事件で8月上旬までに容疑者39人を立件し、1593個のダイヤモンドを押収している。さらに、この密輸ルートではこれまでに計3万3400個超、総額約2兆VND(約121億円)のダイヤモンドが密輸されたことが確認された。
今回の大規模密輸事件をめぐっては、ホーチミン市人民委員会傘下の金・宝飾品大手であるサイゴンジュエリー(Saigon Jewelry=SJC)の営業部長らが顧客情報を悪用し、3400個超の密輸ダイヤを個人顧客からの買い取り品に見せかけて書類上の出所を偽装し、SJCの小売網に流通させていたことも判明し、多くの宝飾関係者が立件されている。
警察はさらに捜査を拡大し、関係する容疑者の追及と密輸ダイヤの回収を急ぐ方針だ。






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