食生活の変化で、アオザイがピンチ?

2005/09/07 07:45 JST配信

 ベトナムといえば、アオザイ。言わずと知れたベトナム女性の伝統服である。女子校生の制服としても定着しているそのアオザイに暗雲が立ち込めている。海外でも女子校生が白いアオザイを身にまとい自転車をこぐ姿は、ベトナムを象徴する美しい風景として人気があるが、実はこれを着ている女子校生たちの反応は様々だ。ある生徒は、「私はどちらかというと、太っているほうだから、アオザイ着たらどうなるかわかるでしょ?最悪だよ。」という意見や、「私は背が小さいため、風になびくアオザイのイメージとはほど遠いのよね。できれば着たくないですね」などの意見もある。

 アオザイのよさは美しい体のラインがそのまま出るところだが、アオザイが敬遠されている理由に、アオザイはもはや誰にでも似合う服でなくなってきたことが大きな理由だ。10年ほど前にはベトナムで太った人を探すのはかなり難しかったが、近年は生活スタイルや食生活の変化により、特に都市部における若年層での肥満率が高くなっている。また、「風になびく長いアオザイ」は詩になり、歌にも歌われてきた伝統美の形容詞だが、これが逆にシャツとズボンの西洋スタイル比べ動きにくく機能的でないとも指摘されている。

 日本も然り、世界中の多くの国で伝統服は日常の場から次々に姿を消し、単なる行事や式典など晴れの日に着る「ハレ着」となった。だがベトナムでは、アオザイは職場でも学校でも普通に見られる普段着なのである。生活スタイルの変化が普段着をハレ着にする。あと10年もすればアオザイが姿を消す、そんな日もくるかもしれない。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 母親の看病のため、かつて慈善の弁当を受け取っていたジエップ・チュン・ハイさん(男性・60歳)は、その...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 ハノイ市で4日夜、4回目となる「ミシュランガイド・ベトナム」が発表され、193の飲食店が紹介された。...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市にあるベトナム軍事歴史博物館はこのほど、70年以上前の「ホアビン作戦」でベトナム軍と人民が...
 外務省のファム・トゥー・ハン報道官は4日に開かれた定例記者会見で、米国通商代表部(USTR)が発表した...
 東南部地方ドンナイ市ホーナイ街区を通る国道1号線で4日夜、体長約1.2mのワニが道路上を這い回り、通行...
 ホンダベトナム(HVN)は、国内で新型電動バイク2車種を順次投入し、主要都市でのバッテリー交換および充...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 商工省傘下国内市場管理開発局はこのほど、人々がガソリンスタンドを簡単に検索し、情報の照会やフィー...
 アラブ首長国連邦(UAE)の「Center for World University Rankings=CWUR」が発表した2026年度のCWUR世...
 フエ遺跡保存センターの幹部は3日、昨年5月に観光客によって破壊された国宝である阮(グエン)朝(1802~1...
 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、電気自動車(EV)およびハイブリ...
 中国青海省と東南部地方ドンナイ市を結ぶ初の国際貨物列車が3日、ハノイ市ドンアイン駅を出発し、ドン...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、「信頼性の高い公開会社トップ50(VIX50...
 5月は、高市早苗内閣総理大臣がベトナムを訪問し、レ・ミン・フン首相およびトー・ラム書記長 兼 国家...
トップページに戻る